こんにちは!
STIHL担当の阿部です。
今回は、目立てについて書いていきます。
チェーンソーのメンテナンスの中でも重要になってくるのが、「目立て」ですよね!
ベテランの職人さんになるとマルヤスリ1本で、ご自身の経験と感覚のもとチェンの目立てを行っている方もいますが、このブログをご覧になっている方はそうではない!と信じて、ガイドがついたマルヤスリでの方法をご紹介していきます。
※当店がスチール販売店になりますので、スチールの目立て角度での説明です。
(メーカーによって異なったりしますので、目立てするときは取説などを確認してみましょう)
準備するもの
・マルヤスリ付きやすりホルダー(ソーチェンに適合した太さ)
・ヒラヤスリ
・ファイルゲージ
・ガイドバークランプ
・ノギス(あれば)
①目立てするチェーンソーをガイドバークランプで固定する
※クランプとチェーンソーの高さは同じくらいにします。
②ソーチェンのヤスリ掛け
※ソーチェンに印をつけておくと、終わりが分かりやすくなります。
※右側の刃が終わったら、左側の刃をするなど、片側ずつ目立てをするとやりやすいです。
※左刃
※写真のように30°の線をガイドバーと同じ向きにします。
※右刃
※水平垂直にブレないように、やすり掛けをします。
※ヤスリは一方向のみに動かします。ヤスリを掛けたら、ソーチェンから外して元の場所からやすり掛けをします。ヤスリをソーチェンにつけたまま元の位置へ戻すと、せっかく研いだ刃が丸くなってしまいます。
例:右刃は、左から右へ。(手前から奥へ)
左刃は、右から左へ。(手前から奥へ)
※やすり掛けの強さや、回数は刃の消耗具合によって異なります。
※刃を同じ大きさ・角度に揃えることを意識します。
③デプスのヤスリ掛け
赤○がデプスです。
ファイルゲージを測りたいデプスの前にあるソーチェンに乗せるようにセットします。
ゲージから出ている分をヤスリ掛けします。
※ファイルゲージはやすりで削れてしまうため、やする際は外してください。
※角は丸みをつけるようにヤスリ掛けします。
以上がソーチェンの目立てになります。
こういった目立てを作業前や作業終わり、作業中にやっていきます。
ポイントは、「切れなくなる前に目立てをすること!」です。
マルヤスリ付きホルダーの他、STIHLからはデプスも一緒に削れる「2in1」というヤスリもあります!
これだと、ヤスリを掛ける回数が4巡から半分の2巡になります!
今回の記事をみて、ここが分からない!という方はアリュメール東松山までご連絡ください!
お使いのチェーンソーでご説明もできますので、ぜひご来店ください。
※予約制となっておりますので、事前にご連絡いただけると幸いです!
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