お客様がストーブを選ぶ際に、
「せっかくならお料理もしたいのでオーブン付の薪ストーブにしたい!」
と仰ることが多々ございます。
確かにどうせ薪ストーブを入れるなら奥様も楽しめる機能があった方がより嬉しいですよね。
でも、オーブン付きの薪ストーブと、普通の薪ストーブ、実際はどちらがいいか気になりますよね。
遠赤外線で作る料理。
毎日がアウトドア料理のようなあの美味しさを自宅で楽しめる!
毎日でもオーブンでお料理したい!
キッチンのすぐ近く、あるいはキッチン内に設置して毎日でも使いたい!
とご希望でしたら、オーブン付の薪ストーブははもってこいですね。
ただオーブン付ではない薪ストーブでも充分にお料理は楽しめます。
よく、薪ストーブクッキングを教えてほしい!とお声掛けいただくのですが、
決め手は熾の管理だけです!
私たちも毎回違う出来上がりに逆に鍋を開けるときのドキドキ感はキャンプの飯盒炊爨のような気分です。
今回は、薪ストーブでのクッキングの仕方とクッキングに欠かせない道具をご紹介していきます。
①薪ストーブクッキング、成功の決め手は熾の管理
炉内で行うクッキングにおいて、この「熾」の温度管理が一番大切!
ただし、正確なものは必要ないです。
これこそ経験でつかんでいくというアナログなストーブならではの楽しみです。
メラメラ上がる炎がおさまってきたら熾の準備ができました。
さあクッキングスタートです。
薪4-5本で40分くらいで左の熾です。
この量だとお米炊けますね
例)お米を炊く
ダッチオーブンなどの蓋つきの鍋に洗って浸しておいたお米3合を13分くらい入れて置きます。
その後炉内から出して15分くらいおきます。
完成!決して炉内から出しても蓋は開けないでください。
その際に活躍する道具がこちら
②クッキングスタンド
いわゆる五徳。真下が焦げないよう燠を左右に分けて間におきます。
こちらを選ぶポイントは高さです。
炉内の奥行や高さはストーブによって違います。クッキングスタンドの上に鍋を置いても大丈夫な高さになるよう脚の長さで選びましょう。
また灰をためて使うストーブには脚の長いものが良いでしょうね。
このようなダッチオーブンを乗せて煮込む、炊くを楽しめます
さてクッキングスタンドの上に鍋はおけるけど、鍋を使わないとできないの?・・・・
薪ストーブクッキングといったら先ずピザ!を想像される方も多いと思います。
そう、直において焼く料理のためにこちら
③ピザストーン
その名の通りピザは勿論ですが、パイや焼き芋、カボチャなど直接乗せて焼けます。
今回はお客様に沢山サツマイモをいただいたので即席でスウィートポテトを作りました。
奥には小さめのサツマイモで焼き芋を!
店内が甘い匂いに・・・
これで煮込み料理も焼き料理もこなせます。
いつでも決まって温度管理のできるガスやIHと違って毎回の出来上がりに自信が持てるまでは経験値を積むしかない!
だからこそ、上手く行った時の喜びは格別です!
特別な料理ではなく、日常作っているものを薪ストーブでトライしてみると温度管理のコツがつかみやすいですね!
美味しくできた料理などございましたら、来店時ぜひ教えてくださいね。
私もチャレンジしてみます!